billboard cafe 2

オシャレな日比谷の街にオープンして1年半、
東京ミッドタウン日比谷3階にあるビルボード・カフェ&ダイニングでの
スペシャル・ライヴに出演しました。

Light Mellow presents Yuko Imai Performance 2019 Vol.3 ~Cafe Live~

カフェとはいえ、とっても広くてアーバンなラグジュアリー空間なので、
どれくらいのお客様が来ていただけるのかちょっと不安でしたが、
スタートしてみれば お席はほぼ埋まっていて、感謝感激

まずは16時過ぎから始まったリハーサルの模様から。
ステージ上は、センターの優子さんを挟むように
上手にギターのマサ小浜さん、下手にkydの柴田敏孝さん。
この日のマサさんはエレキとエレアコの2本使いで、
足元にはエフェクターが所狭しと並びます。
billboard cafe 5

リハが終了後すると、すぐに開場。
メンバーはこの間に軽く腹ごしらえするワケですが、
ココの賄いはなかなか豪華でした。
billboard cafe 11
billboard cafe 9

ライヴ前は食べない、食べられないシンガーさんも多いのですが、
食いしん坊の優子さんは逆に食べないと声が出ないタイプ。
シッカリとパクついていたのをバラしておきます
billboard cafe 10


さてライヴは、定刻19時を5分ほど過ぎてスタート。
優子さんは純白フリフリのキラキラな衣装に召し替えて、
ステージに上がりました

ゆっくりと照明が落ちてスタートしたのは、
普段は終盤で披露される<I Wish>。
それをカフェにふさわしいゆっくり目のテンポにアレンジしています。

続いて4ビートのオリジナル<Long Time No See>。
この辺りでメンバーとお客様をイジリ倒し、
優子さんの緊張もほぐれてきたようです。

ちなみにマサさんと柴田さん、プレイはもちろん超一流ですが、
しゃべりもまた面白くて… 
2人の前に用意されたマイクは、
まさにMCのためだけに存在していました。
bullboard cafe 15


ここで皆さんに紹介されたのが、
遊びに来てくれていた『THE NITE』のパーソナリティ:大西貴文さんと、
優子さんが時々顔を出す Cafe 110 のマスター。
共に差し入れやお花を持って来てくれました
マカロンには、THE NITEの缶バッジ。
billboard cafe 8
billboard cafe 17
billboard cafe 16


少し落ち着いてきたステージは、
マサさんのカッティングをフィーチャーした<Puzzle>、
そして前半のハイライトともいえそうな
スティーヴィー・ワンダーのカヴァー
<You Are My Sunshine Of My Life>と続きます。

このスティーヴィーのスピリチュアルなアレンジは、
マサさんのアイディアによるもの。
ちょっと幻想的なシンセに、
霧の向こうから聴こえてくるようなギターの調べ。
優子さんのヴォーカルがなかったら、
誰もスティーヴィーの名曲だとは気づかなかったかもしれません

billboard cafe 6


少しBPMを落とした<Unnatural Love>でも、
オートワウを効かせたマサさんのファンキー・カッティングが
個性を発揮しました。それこそギター・ソロでは、
ジミ・ヘンドリックス<VooDoo Child>のフレーズを織り交ぜて
自己主張するあたりも、実にマサさんらしい。

そして1st 最後の名バラード<Airplort>。
先ごろ再発された『DO AWAY』からは
この日唯一のセレクトになりましたが、
柴田さんのリリカルなピアノが優子さんの歌声を一層惹きたてていました。

ここで短めのインターバル、のはずが諸事情でちょっと長めに…。
実はいつもヘアメイクをお願いしている Ellieさんが、
この日は別のお仕事でNG。
そこでこの日の優子さん、「自分でやる」と頑張ったのです。
でもお客様として開演ギリギリに来てくれたEllieさんが、
このインターバルにドレスルームへ来てくれて、
その麗しい手でチョイチョイと優子さんの髪を手直し。
どちらがアーティストか分からないほど、超美形のEllieさんなのです。
billboard cafe 12



2nd set は、お約束の<It’s My Time To Shine>から。
本当はラージ・アンサンブルでやるタイプの曲なので、
こうした場にはまったく不向きなのですが、
やはりコレをやらないワケには行かないので、
少々アッサリめに。
もっともバックのお2人は、それでも悪戦苦闘してましたが
とはいえ本番でバッチリとキメてくるあたりは、
サスガに百戦練磨のツワモノたちです。

そのままボッサな<For Oneself>を歌った後は、
後半の見どころ、デュオ・コーナーへ。

まず柴田さんとは、ジャズ・スタンダードの<Night And Day>。
お母上の影響で、子供の頃からジャズを聴いて育ったという優子さん
それがそこら辺に数多いる J-POP シンガーとの差を生むワケですが、
ごく最近までオリジナル楽曲中心の活動にこだわってきたため、
実際のライヴでジャズを歌う機会はほとんどありませんでした。
それが今年は、
手を替え品を替えて積極的なライヴ活動を展開しているので、
そうしたチャンスが生まれたのです。

まして柴田さんは、
20歳の時に村上ポンタ秀一率いるNew Ponta Boxでデビューした逸材。
ココでジャズを歌わないでど〜する!と、この曲をチョイスしました。
先輩マサさんを前に若干遠慮気味だった彼が、
ココで一気に解放されて指が止まらなくなったのは言うまでもありません。
billboard cafe 4


マサさんとのデュオで歌ったのは、
ロバータ・フラックやマリーナ・ショウで有名な
<Feel Like Makin’ Love>。
この曲ではマサさんがルーパーを駆使し、
いま自分で弾いたリズム・ギターをその場で記憶させてループにし、
それをバックに自分のソロを乗せていく荒技を披露。

オトナなポップ・シンガーしか観に行かないオーディエンスの中には、
このプレイにビックリした人もいたのでは? 
更にステージからオーディエンス側に身を乗り出して
女性ファンにギターを触らせるなど、
マサさんのかなりノリノリなパフォーマンスに
熱い拍手が贈られました

billboard cafe 3


そしてここから終盤へと急加速。
お気に入りの名曲<Love Squall>を、
いつもより少しビートを意識した感じで。

ここのMCで「あと2曲になりました」と口を滑らせた優子さん、
マサさんから「アンコールまでカウントしちゃ〜ダメでしょ!」と
ツッコまれ、得意の テヘ でごまかす図。
それでも本編ラストの<She Loves You>は、つつがなく終了。
アンコールでは、
カヴァー・ヒットの訳詞版<Loving You>をシットリ聴かせての
エピローグになりました。

billboard cafe 13


今回のライヴを皆さんに是非観て頂きたかったのは、
ロックやブルースを得意としていて、
気の向くままヤンチャなギターを弾き倒すマサさんと、
ジャズ・プレイヤーのイメージが強いながらも
実は何でも自在にこなす柴田さんという組み合わせの2人に
サポートをお願いしたから。

特にマサさんは、
本番でリハーサルとはまったく違うことを始めてしまう人。
ロックを通ってきていない優子さんにとっては、
なかなかスリリングな伴奏者なのです。
でもそこはサスガにギターの匠。
押さえるべきところはシッカリと押さえてくれる。

だから優子さんもマサさんをお気に入りのギタリストに挙げ、
何度か共演の機会を持っているのでしょう。
そして今回、サムライ的風貌の kyd 柴田さんも、
彼女のお気に入り鍵盤弾きに仲間入りしました。

billboard cafe 1


下は、今回もスタッフとして参加してくれた妹:由紀さんを交えて。

billboard cafe 14


バックステージはいつものように、
ファンの皆さんからのプレゼントや差し入れで、いっぱいになりました。
billboard cafe 7

猛暑の中、足を運んでくださった皆さん、
どうもありがとうございました

 【Set List】
1st
1 .I wish
2. Long time no see
3. Puzzle
4. You are my sunshine of my life
5. Unnatural love
6. Airport
2nd
7. It’s my time to shine
8. For oneself
9. Night and Day
10. Feel like makin’ love
11. Love Squall
12. He loves you
Encour
13. Lovin’ you

そして次回は、
今井優子 Performance 2019 Vol.4 〜 Jazzy Triangle 〜
2019年9月22日(日)開場18:00 開演19:00@中目黒・楽屋
imai_19.9.22.rakuya

絶賛発売中です。

また10月開催予定の企画ライヴも、もうすぐ発表されます。
乞うご期待。