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7月21日(金)、音楽ライター:池上尚志さんがオーガナイズする『City Pop Connection Vol.5』にゲスト出演しました。この催しは、DJベントになったりライヴ・イベントになったりとその都度趣向が凝らされるそうですが、第5回目となる今回は、ちょうど発売になったばかりのレコードコレクターズ誌増刊『CI TY POP 1973-2019』と連動してのDJイベント。場所はその手のDJバーのメッカ:新宿歌舞伎町のカブキラウンジにて開催されました。

優子さんファンの中にはDJイベントに不慣れな方もいらっしゃたと思いますが、優子さん自身も、DJイベントの生歌ゲストという状況に、最初は「?」印がいっぱい。そこで知り合いが来てそうな2日前のDJイベント『Light Mellow Summit』に下見を兼ねて足を運び、新しいシティ・ポップ・デュオ:アマネトリルのライヴを観て、ようやく状況が把握できたようで、当日は結構ノリノリ気分で、会場入りしました。

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するとこの日のDJ陣の一人である山内さんが、優子さんの妹:彩裕季のCDを持ってきていてビックリ。
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この日のDJテーマは、“シティポップ 90's 〜渋谷系ではない90年代” というコトで、当時の現象であった渋谷系ではないところで、どんなポップスが送り出されていたのか?が選曲基準。そうしたポップ・シーンのメインストリームとは少し距離を置いて活動していた優子さんなので、耳馴染みのある曲はあまり多くなかったものの、リアルタイムを肌で知っているサウンドですから、楽屋では「懐かしい音だよね〜」と話していました。

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優子さんの出番20:00が近づくと、ラウンジもイイ感じで人が集まってきて、ジワジワと盛り上がり。まずは池上さんの呼び込みで、Tower Record 限定で再発されたばかりの『DO AWAY』から、<さよならを言わせて>でスタートしました カラオケの音出しも、池上さんの担当。歌うポジションとお客さんとの距離の近さは、下見の時に分かっていたはずですが、実際に皆さんの前に立って、その近さを実感。しかも、このところはライヴ続きで久々のカラオケ・バックということも重なり、ちょっと緊張気味の優子さんでした

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当初の予定では、池上さんと5〜10分程度のクロス・トークがあって、そのあと生歌コーナーの予定でしたが、そこはDJバー・イベントのユルさ。曲間のMCがクロス・トークになり、しかも曲順も行き当たりばったりの展開。『DO AWAY』の制作秘話的な話から、2曲目は吉田美奈子さんのカヴァー<愛は彼方>へとなだれ込んで行きました。

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更に『IT'S MY TIME TO SHINE』から、人気曲<Love Squall>、シーウインドのカヴァー<He Loves You>、そしてタイトル曲<It's My Time to Shiine>と続き、大盛り上がり アンコールとして、ベスト盤に新録として収録された<真夜中のドア>(松原みき)を歌い、ゲスト・コーナーは拍手の中で終了しました。最後にオーディエンスの皆さんと記念撮影。再び DJタイムに戻った後、イベントのクロージングにはCDシングル<Loving You>がプレイされました

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小さなDJバーなので、お客様の数は限られてしまいますが、お酒を呑みつつ皆さんと直接触れ合うことができるのは、こうしたイベントならではの魅力。マニアックな音楽ファンが多く集まるスペースでもあるので、その分 皆さんの熱量が高く、普通のライヴ・ハウスとは違った空気感が楽しめます。気楽な感じでフラリとやって来たお客さんも、気取りのない優子さんの魅力に直に触れ、思わずファンになってしまった方、少なからず。優子さん自身、「また出たい」と、目一杯楽しんでいました

下は、会場でも即売されていた『CITY POP 1973-2019』。優子さんのアルバムでは、隠れた好盤『DISCLOSE』が紹介されているのが ウフフです…

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…というワケで、池上さん、DJのみなさん、そして何よりお集まりいただいた皆さん、どうもありがとうございました m(_ _)m